尖閣ビデオ流出の件について

尖閣諸島沖の事件のビデオがネットに流出し、そして、流出したと言う海保職員が現れた。
私の所感を正直に述べると、ああいう形でビデオが世間に晒されたのは残念だと思う。
政府の不甲斐なさには私も憤っているが、警察官や海上保安官は管轄期間の指揮下で粛々と任務に勤めるものである。
現場の判断でなんでもかんでもやったら、公安の指揮系統は麻痺し、社会が混乱する。
その辺はけじめをつけて欲しいと思う。

しかし、尖閣ビデオの件、やはり、尖閣問題で「弱腰」だか「柳腰」だか、中国におもねるあまり毅然とした外交姿勢をみせなかった政府、菅政権に非があると考える。
例えて言うなら（不適切な例えかもしれないが）、ある国で警察機能が麻痺して犯罪が多発したら、無警察状態を作った政府・行政に非があるのと同じである。

仙谷官房長官は、"sengoku38"を英雄視するなと怒っていると聞く。
しかし、仙谷氏は日韓基本条約を無視して個人補償すると、以前発言した。
日韓関係では法を無視して、尖閣問題では法令遵守しろと言う。
御都合主義ではないか。

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