皇室典範改正、担当参与に園部逸夫元最高裁判事を起用
最近女性宮家創設の話が突如持ち上がって騒ぎとなっているが、それにかんする皇室典範改正で、園部逸夫元最高裁判事が担当参与に起用されたとのこと。
私はそれを聞いて「えっ?」と思った。
外国人参政権問題に関心のある方ならご存知だろうが、園部氏は外国人参政権の件でよく引用される最高裁判例で、外国人参政権を容認する余計な「傍論」を書いた人である(判決自体は、外国人参政権を求める原告の事実上敗訴)。
そして、その傍論を書いた理由が、朝鮮人は戦前日本に強制連行されて可哀想だったからという誤った歴史認識に基づくものだから、呆れる。
外国人参政権を認めるような人間は、健全な国家観を持っているとは考えられない。
そのような者を、御皇室という日本の根本をなす存在に関する案件に加えていいわけがない。
さらに、産経社説によれば、園部氏は平成16年の参院憲法調査会で「女性天皇を認めることが最もふさわしい」と述べた、女系天皇容認論者というではないか。
これでは、皇室典範改正の議論、出来レースというしかない。
民主党の皇室軽視の傾向はかねてから問題視されていたが、女性宮家創設の問題でいよいよ極まれりという感じだ。
2012-01-07 11:35
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コメント(4)
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あの「暴論」を書いた元最高裁判事を参与起用なんて、本当に何を考えているかが一目瞭然ですね。しかし、この人事は想像の斜め上を行きましたね。
やはり民主は民主、売国的政策以外に興味はないということでしょうか。
by 凍え馬 (2012-01-07 22:22)
コメントありがとうございます。
園部逸夫について、また「前科」を思い出しました。
「愛媛県玉串料訴訟」で最高裁は原告勝訴判決、すなわち、愛媛県が靖国神社に玉串料を奉納したのは違憲(政教分離に反する)だと判断したのですが、その判断を述べた裁判官のひとりが園部逸夫でした。
ちなみに、同訴訟裁判には三好達氏(日本会議現会長)も加わっていましたが、三好氏は反対意見を述べていました。
まったく、園部逸夫は最高裁裁判官国民審査で罷免すべきでしたね。
by 聖Judyのほうき星 (2012-01-08 00:11)
>「愛媛県玉串料訴訟」
全く、こんなことで政教分離に違反するとして違憲だというのなら、あの政党はどうなのでしょうねぇ。
そういえば、総選挙の少し前にそれの劣化コピー政党が誕生してましたねぇ。
by 凍え馬 (2012-01-08 00:48)
仰せのとおり、あの「名誉会長」の家来たちの政党のほうがはるかに問題ではないですか。
政教事案でも、たとえば、天草殉教祭(島原の乱犠牲者の慰霊祭)では仏式法要、カトリック・ミサが行われ、市長などが来賓として参列するのですが、これは全然問題視されていません。
神道に関する政教事案のみがプロ市民の標的となって、訴訟を起こされているのです。
by 聖Judyのほうき星 (2012-01-09 10:26)