高尾山に登った

土曜日（３月３１日）は、新宿で人権委員会設置法案（人権侵害救済法案）反対デモに参加した。
風雨の激しい日で、日章旗が何度も風に飛ばされそうになった。

そして日曜日は天気が回復。
最近私は登山に興味を持っていて、簡単なところから登山を始めてみたいと思っていたので、家族と高尾山に行った。
私は普段の旅行では、人々が蝟集する超有名観光地は敬遠することにしている。
と言うと、東京近郊の高尾山はこのポリシーに反することになるが、目的はあくまでも登山へのイントロダクションである。

京王電鉄・高尾山口駅に降りたら、観光客がぞろぞろと多い。
週末だからなあ。。。
高尾山の途中までケーブルカーとリフトが並行して運行しており、片道だけこの助けを借りることにする。
リフトに乗って山腹まで登り、それから石畳道を歩いて薬王院を参拝、大きな天狗の御面を写真に撮ったりしていた。
沿道には団子屋などが軒を連ねており、これは普通の観光地と変わらない。
ロングブーツを履いている女性もいたりして、山登り入門の気持ちで来た私は拍子抜けであった。
薬王院から歩いて程なくして、高尾山頂に到着した。

山頂の広場は人が多かった。
観光客風情の人がいる一方で、登山し慣れていると思われる人もいて、コッヘルと携帯ガスボンベで食事を煮炊きしている。
あずまやのベンチに腰掛けて、妻の作ったおにぎりを頬張っていると、少々風が冷たい。
町は春めいてきたが、ここは山である。

帰りは、少しでも登山の雰囲気を味わおうと、別のルートで下った。
これは、いわゆる「登山道」という感じの山道であり、多少勾配がある。
ステッキをついてエッチラオッチラ登ってくる登山家風の人達と次々とすれ違い、ここはベテラン向けのルートなのだろう。
登山は、上りはもちろん大変だが、下りも足腰に衝撃を受けて大変である。
木の根っこを次々とまたいだり、急な段差を降り続けたりしていたら、少々足を痛めた。

朝９時過ぎに家を出て、山頂まで登って、高尾山口駅に戻って、まだ午後３時頃である。
少々物足りないが、登山への第１歩を踏み出したことでよしとする。
これから少しずつステップアップしよう。

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