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天皇陛下の過多なご公務について



この動画で村田春樹さんは、天皇陛下がご高齢にかかわらずご公務があまりにも多すぎること、そして、女性宮家問題について述べている。

陛下のご公務がいかに多いか。
それは、今上陛下の今のご年齢とほぼ同じ歳のときの昭和天皇に比べて、約2倍ということから伺える。
心臓バイパス手術を受けられてあまり間もないうちに英国ご訪問、そして大震災被災者のご慰問、その他の公務と、土日もない忙しさで、ご高齢の陛下のご健康が心配になる。

まず、陛下のご公務の軽減化に女性宮家創設はまったく寄与しないことを、村田さんは述べている。
というのは、国事行為の代行は順位が決まっていて、まず皇太子殿下つぎに…で、内親王殿下はずっと下位なのである。
というわけで、女性宮家を創設しても陛下のご公務を代行する御出番はほとんどないということである。

次に、なぜ現在これほどまでに陛下のご公務が多くなってしまったのか。
それは、宮内庁の役人たちに問題があると指摘している。
宮内庁の役人はだいたい他の官庁から出向してきたものであり、その役人たちが出身官庁の関係機関(つまり、天下り先)へ陛下を行幸させることにより点数稼ぎしているのである。
つまり、口先では「陛下」と言うが、実は我が身が一番大事という連中が、宮内庁に多いのである。

では、この陛下のご公務の現状をどうすれば改善できるか?
私は、天皇陛下のお仕事は宮中祭祀(新嘗祭、四方拝など)を最優先して、その他の公務を整理することだと考える。
国家元首である天皇陛下は同時に、日々国家国民の安寧平和をお祈りされる、日本の「神主」である。
実は、東日本大震災のとき陛下は、自分のお祈りが足りなかったからこんな災禍が起こってしまったと、ご自身を責められたという話がある。
誠にもって畏れ多いことである。
しかし、その宮中祭祀、実は憲法の政教分離の規定から、皇室の私的行事の扱いなのである。
憲法に定められた国事行為が宮中祭祀よりオフィシャルには上位になるのである。
これではあんまりである。
宮中祭祀に法的裏付けをつけるべきである。
自民党など3党が憲法改正案・自主憲法案を発表しており、自民党の憲法改正案そしてたちあがれ日本の自主憲法案では、政教分離の定めについて、儀礼的・慣習的宗教行事に関しては政府・地方自治体も関与できるようにしてある。
これに合わせて、天皇陛下のお仕事について、宮中祭祀を一番に記すよう、将来改められる憲法では定めてほしい。

結局、ここでも憲法改正・自主憲法制定が必要となるのか。

あと、宮内庁職員のモラルの向上も必要である。
現状の一時だけの出向の役人たちで宮内庁を占めるのではなく、御皇室の仕事に誇りを持って就く役人を育てるべきである。
ここは、宮内庁を「宮内省」に昇格してはどうだろうか?
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