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保存鉄道に乗ろう

こういう本を買った。



日本全国の保存鉄道等をまとめて紹介した本である。

この本で知ったのは、廃止されたローカル鉄道を保存したものが、日本全国に結構多いということである。
北海道ちほく高原鉄道、南部縦貫鉄道(レールバスで知られていた)、くりはら田園鉄道、神岡鉄道、有田鉄道など。
かつてのターミナル駅の構内などの線路を残して、そこに列車を動態保存しているものが多い。
それから、北海道には、旧国鉄美幸線、士幌線など、廃線のレールにトロッコを走らせて遊ぶタイプのものがある。

小松市立ポッポ汽車展示館(石川県)。
これは、昭和52年まで走っていた尾小屋鉄道の車両を保存したもので、かつての終点尾小屋駅につくられている。
私はこの展示館ができる前、旧尾小屋駅まで行ったことがある。
小松からのバスは途中までしか行ってなかったので、バスの終点から雨の中30分ほど歩いた。
「クマ出没注意」の看板を見て緊張しながら歩き続け、尾小屋駅跡に到達した。
簡素な四阿(あずまや)の中にディーゼルカーが保存されているのを見つけて、感動した。
この本を見ると、昔の車両はきれいに塗装し直され、私が行った時と比べると、きれいに整備されているような印象である。
尾小屋鉄道に関しては、JR北陸線・粟津駅のそばにある「いしかわ子ども交流センター小松館 なかよし鉄道」のほうがアクセスが便利である。

廃線になった鉄道を保存した施設で、その鉄道が現役の時に乗ったことがあるのなら、保存施設で往時をしのぶことができるだろう。
ただ、その鉄道が廃止になったという現実を改めて突きつけられるかもしれない。
長野新幹線(北陸新幹線)開業で廃止になった、信越本線横川・軽井沢間の鉄道設備を保存した「碓氷峠鉄道文化むら」に、私は行ったことがある。
JR横川駅についてみると、線路の終点には車止めがしっかり置かれていて、横川・軽井沢間の線路があったところはアスファルトで埋められていた。
その区間は私は何度も乗ったことがあり、明日は廃止という最終日も特急「あさま」で通った。
思い出深い所だっただけに、その光景はショッキングだった。
それで気分が萎えてしまった私は、「鉄道文化むら」を堪能できたのかどうか、よくわからない。
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夏炉冬扇

今晩は。
こういう鉄道「夏のコトコト旅」あこがれます。
ノラなどアップしてます。
by 夏炉冬扇 (2012-07-21 18:55) 

聖Judyのほうき星

コメントありがとうございます。
紀行作家の宮脇俊三さんは生前、イギリスなどの保存鉄道の話に触れては、日本にもこういうものがあるといいなと、よく書いていました。
日本にも意外と保存鉄道が多いなというのが、今回の私の印象です。
行きたい(乗りたい)所が多いです。
by 聖Judyのほうき星 (2012-07-23 20:05) 

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