韓国の左傾化と「反日」

李明博大統領の竹島上陸に「天皇陛下謝罪」発言、そして五輪サッカーの件と、韓国の「反日」が暴走している。
私もこの事態には憤懣やるかたない思いであるし、日本政府は「通貨スワップ停止します」、「韓国債買いません」くらい言ったらどうだと思っている。
その一方で、最近の韓国政界で従北（北＝北朝鮮）勢力が力を伸ばし、世論が左傾化していると聞いている。
そして、この左傾化が「反日」激化の背景にあるらしい（その事は先日のブログにも書いた http://late-in-the-evening.blog.so-net.ne.jp/2012-08-19-1 ）。

韓国政界の左傾化はこの記事が詳しい。

韓国政界ピンク色～「親北」から「従北」　左傾に保守危機感
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/korea/569304/

これによると、現在韓国の国会議員300人中、国家保安法（スパイ防止法）で逮捕歴のある者が33人もいるというほど、韓国政界は真っ赤っ赤なのである。
その筆頭格が、野党・統合進歩党である。

さきの総選挙で同党は北朝鮮から直接指令を受けてきたとされる韓国・主体思想派の総本山「京畿東部連合」の最高幹部を比例代表で当選させた。
　統合進歩党の１３人中、逮捕歴のある活動家出身は８人。なかでも核心的な従北派２人については、最大野党からも「彼らを軍事機密に接触させることは危険」との声が上がり、与野党が「２人は議員資格を剥奪すべきだ」との共通認識が出ているほどだ。

極め付きなのが、女性議員・林秀卿氏の脱北者に対する暴言である。

　「何もしらない脱北者のガキが、大韓民国の国会議員に言いがかりをつけるのか！　大韓民国にきたなら黙って静かにしていろ。この変節者のガキ！」

この林秀卿氏、1989年学生運動の女性闘士として訪朝、「統一の花」と左派にもてはやされたとか。

政界に元活動家がウヨウヨって、どこぞの国と似たような…

このように韓国が赤化した原因として、北朝鮮が韓国に「主体思想」を吹き込もうと３０～４０年間対南工作してきたのが今になって政界に花開いたこと、そして、「江南左派」といって、富裕層の住むソウル・江南地区にリベラル嗜好の者が多く、その人達が社会のリーダーになってきていることが挙げられている。

そして、今日買った「WiLL」10月号。
これに載っている池田信夫・西岡力・片山さつき3氏の座談会記事、
「『従軍慰安婦』は朝日の捏造だ」
この記事の主題は、捏造「従軍慰安婦」の話がいかにして広まったかということであるが、これによると、従軍慰安婦問題も従北勢力に利用されているということである。

…慰安婦の強制連行などは嘘だと分かっているのに、意図的に慰安婦を利用しようとしている勢力があること。 挺身隊問題連絡協議会などは、完全に「親北」。北朝鮮のスパイとして捕まった人達が周囲にたくさんいて、金正日が死んだらすぐに弔電を打ったほどです。

　北朝鮮と深く交流しているこの団体は、アジア女性基金を作ってもぶっ壊す。 アジア女性基金からカネをもらったら、それこそ売春婦だとキャンペーンをしてお金を返金させて、同額を韓国政府から出させるという仕組みを作ってしまった。 彼らは悪意を持ってやっているんですから、騙されてはいけません。

　ソウル大学安教授も、「挺身隊問題連絡協議会はこの問題の解決が目的ではなく、日韓関係を悪化させるのが目的だ」とはっきり言っているんです。 行きすぎた反日、反米はやがて反韓につながる。 こんな国と付き合っている韓国より北朝鮮のほうがいい国なのではないか、という「従北」まで出てきている。

　喜んでいるのは北朝鮮ですよ。 本当は、北朝鮮に何かあった時に日韓はどうするかを話し合っておかなければならないのに、野田さんと李明博が会って慰安婦の話ばかりしているというのはナンセンスもいいところ。 親北勢力は「してやったり」と思っているでしょう。

北にかぶれた韓国人と香ばしい日本人が一生懸命になって日韓の溝をつくっている…そんな気がしてきた。

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