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さようなら安部俊幸さん(チューリップ)



この訃報はショックだ。当分立ち直れそうにない…

日本のニューミュージックを築いたバンドのひとつ、チューリップ。
そのメンバーで、リードギターを担当していた安部俊幸さんが亡くなった。
享年64歳、まだ若いよ。

チューリップは財津和夫のボーカルだけでは成り立たない。
安部さんのリードギター、分厚いコーラス、それらが重なって初めてチューリップはチューリップとなるのである。
その意味で、安部さんはチューリップに欠かせない存在であった。
安部さん、姫野さんらは途中でチューリップを脱退し、「オールウェイズ」を結成。
その後チューリップは若いメンバーを加えて数年間活動したのだが、今思うとその頃のチューリップはどこか物足りないものがあったような気がする。

「心の旅」、「青春の影」、「サボテンの花」、「虹とスニーカーの頃」。
チューリップを代表する楽曲は財津さんの作品が多いが、安部さんが手がけた楽曲にもいいものが多い。
安部さんが作詞し、姫野達也さんが作曲して姫野さんが歌った曲、例えば「博多っ子純情」、「神様に感謝をしなければ」などは、チューリップの隠れた名曲である。

君にもらったレコードも みんな返してしまったよ
だけど、君が残していった 想い出は誰にも返せない
(神様に感謝をしなければ)


独特のモコモコした声に、どこかほんわかとした人柄で、安部さんは多くのチューリップファンの支持を得ていた。
そんな安部さんにもう会えない、もう生演奏を聴くことができない。
大きな喪失感が私の心を占めている。

ご冥福をお祈りします。

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