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フランスのお受験事情

フランスでは、高校を卒業して大学やグランゼコールに進もうという人達には、「バカロレア」という全国統一の大学入学認定試験を課せられる。
バカロレアには他にも、技術職を目指す人たち向けの「技術バカロレア」、高卒で就職しようという人たち向けの「職業バカロレア」というのがある。
ともかくそれらどれかのバカロレアを受験するわけなのだが、肝心なのは、そのバカロレアで将来の進路や職業などがすべて決まってしまうのである。
フランスは資格社会なので、バカロレアを取得していなかったら、給与の高い仕事にはありつけない。
だから、高校で成績の悪い生徒には、バカロレアで悪い成績をとるよりはマシと、わざと留年させて翌年のバカロレアに向けて勉強させるくらいである。
そして、大学進学用のバカロレアの試験の中身が大変で、哲学や歴史などを1科目4時間かけて試験するそうである。
だから、受験する生徒たちも必死であり、試験直前には修道院にこもって試験勉強するほどとのこと。

というわけで、フランスは日本より厳しい学歴社会なのである。

http://www.nhk.or.jp/catchsekai/marugoto/2014/05/0526.html

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