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学歴社会、いいじゃないか

最近の私はブログに「学歴社会」のことばかり書いて、何事かと思っている方もいるかもしれない。
これは単に、息子が大きくなって受験のことが気になりだして、受験や学歴といったものに関心が高くなったからというだけである。

昨日、就活のノウハウ本を読んだ。
これはQ&A形式の本であり、その中に「企業の新卒採用で学歴差別はあるのですか?」と言う問いに、著者ははっきりと「あります」と断言していた。
そして、何千何万もエントリーシートが会社に寄せられたら、そりゃ学歴でスクリーニングするでしょなどといったことが書いてあり、最後に、キレイごとはもうやめましょう、学歴差別はあるという現実を認めましょうと結んでいた。
私はそれを読んで、「そうですよね~」と心の中で快哉をあげた。

それに、学歴社会ってそんなに悪なのか、という気もする。
ドラゴン桜で「バカとブスは東大に行け」と言ってたらしいが、けだし名言だと思った。
自分はイケメン・美女でない、スポーツは苦手、絵も描けないし歌も歌えない。
何も取り柄がない。
じゃあ、頑張って勉強して、東大に入りましょう。
勉強は頑張れば、素質に関係なく誰にでもできる。

今の日本の大学ってやたらとアメリカの大学を真似したがるけど、そのアメリカ、ハーバード大やスタンフォード大などの名門大学はみな私立で、入るのも難しければ、学費も年400~500万円とべらぼうに高い(だから通常、アメリカの若者は地元の州立大学に進む)。
それに比べれば、東大の学費は妥当な金額である。
あと、東大の入試問題は出題の仕方が毎年同じで、受験対策が立てやすい。
入学定員は理科1類だけで千人いて、全科類では約三千人と、かなり間口が広い。

そんな東大に入学してしまえば、周囲から一目置いて見られる。
そして、将来の就職先も、かなり選択肢が増える。
雑誌の広告などで、ペンダントの類を売りつけ、これをつけると人生変わりますよと謳っているのをよく見かけるが、そんなのはインチキに決っている。
でも、東大に入れば人生が変わるのは確実だろう。

日本の学歴社会は誰にでもチャンスが与えられた夢の社会である。
これを利用しない手はない。

#ところで、最近大学入試改革が検討されており、こういった日本の学歴社会の良さが削がれるかもしれないと、私は心配している。

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