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ブラック高校野球

高校野球で高校生の夢が潰されたニュース。

秀岳館吹奏楽部「野球部と日本一に」 大会断念し甲子園へ
西日本新聞 2016年08月16日21時19分 (更新 08月16日 21時26分)
http://www.nishinippon.co.jp/nsp/koushien_kumamoto_2016/article/267365

甲子園高校野球、熊本県代表となった秀岳館高校。
同校吹奏楽部は吹奏楽コンテスト出場を目標としていたが、野球部が甲子園出場を決めた。
高校野球の日程がコンテスト南九州大会とダブったため、甲子園の応援に行ったらコンテストを諦めなければならない。
同校では喧々諤々の議論を重ねた。
「コンテストに出るべきだ」と主張する教員が多く、「コンテストに出たい」と涙を流す吹奏楽部員もいたが、結局、吹奏楽部はコンテスト出場を諦めて甲子園の応援に行くことになったという。
「甲子園が僕らにとってのコンテスト」。伸びやかな演奏が歓声とともに夏空に響いた。

と西日本新聞の記事にあるが、冗談じゃない!
そんな話を美談にするな。
吹奏楽コンテストは吹奏楽部員にとっての「甲子園」ではないのか?
吹奏楽部員の夢を野球部に潰される筋合いはない。
吹奏楽部は野球部の奴隷か?

それで、ネットを見ると、秀岳館高校の野球部員は県外出身者で固められているという話が多い。
高校野球で同様の話は昔からず~っとあるけど、調べてみると、これが情報源のひとつか。

18人すべて県外出身 秀岳館・鍛治舎監督の“勝利への執念”
日刊ゲンダイ 2016年8月15日
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/187772

これによると、秀岳館高校のメンバーは大半が大阪の「枚方ボーイズ」出身で、熊本県出身はひとりもいない。
はは~ん、なるほどと記事を読み進めると、更に仰天する話が…
以下は野球部監督のコメント。
(熊本地震後)5月中旬に練習を再開してからは夜10時まで全体練習、個別で夜12時までノックやティーをやった。

練習日は(選手の)睡眠時間が3時間ほどの中で、夏の予選期間中に私が思い描いていた成長曲線に合ってきたと感じています

睡眠時間3時間とは、まるで「女工哀史」のような話、児童虐待と言うしかない。
それに、夜10時まで全体練習、さらに12時まで個別練習したら、学校の宿題はいつやるのか?
野球だけやっていれば、高校の勉強は疎かにしていいというのか?

一日中野球漬けにして、それこそ野球奴隷にしてこき使って、その結果甲子園に出ても、その後プロ野球選手になって一軍選手となって食っていけるのは、ほんの僅か。
他はみ~んな、野球しか知らないバカが死屍累々。
生徒たちの将来を考えて、食っていけるだけの学力をつけさせるのが、教師や学校の責務ではないか。

秀岳館高校、あまりにもブラックすぎる。

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