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教育は観察

最近「教育は観察が第一」ととみに思うようになった。
学生がちゃんと講義を理解しているか、理解していないのならどこでつまづいているか、どういうほめ方をすれば学生がやる気を出すか…
だから、授業では原則毎回小テスト・宿題を課して、学生の理解度を逐次チェックする。
卒研指導では、学生研究室に出来るだけ顔を出し、「どうだ?調子は」と声をかける。学生がいなくても、主のいない学習机の上を眺めて、何か異変はないだろうかなどということを調べる。

「ゆとり教育」を含めて国の教育政策が頓挫するのは、学習指導要領を改定するときなどの委員会に、一流の大学教授・著名人ばかり集めて机上の空論で物事を決めて、現場の先生の声を聞かないからではないか。

さて、昨日土曜日午後は、夜間部学生の実験で出勤した。
実験内容はコンピュータ演習で、連立1次方程式の数値解法のプログラミングをさせた。
実験時間は計算機室内を巡回するが、コンピュータ演習というもの、学生の様子を観察するのが意外と難しい。
コンピュータモニタの画面を横から眺めるのは難しいし、モニタが見えたにしても、エディタのウィンドウを見てプログラムの中身を知るのは、相当難しい。
実験の様子をちゃんと観察するにはどうすればいいやら。
TA(ティーチングアシスタント。授業補助の学生アルバイト)が一学生の質問に対応していて、僕も相談に乗った。
プログラムがちゃんと動かないというのだが、Cのソースコードを見たら、その学生、数値解法の原理を全然理解していないことが分かって、がっかりした。
タグ:教育 観察 実験
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