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Newtonを久しぶりに買った

一般向けの科学雑誌「Newton」(2010年2月号)を久しぶりに買った。
この月刊誌、僕が中学生か高校生の頃に創刊されたと覚えているが、今も出版され続けている。
出版不況でいろんな雑誌が休刊に追い込まれる中、嬉しいものである。

今回買ったのは、スーパーコンピュータに関する解説が載っているからである。
事業仕分けでスーパーコンピュータに関心が集まったが、はたして一般的にはスーパーコンピュータとは何かについて、どれだけ知られているのだろうか?
多分、パソコンに比べてずーぅと性能のいいコンピュータ、といったところかも。
Newtonの記事には、コンピュータの基本的仕組みからはじめて、スカラ型/ベクトル型CPU、並列計算機などといったスーパーコンピュータ技術について分かりやすく解説してある。
これを読んで次世代スーパーコンピュータ事業に関する記事を読めば、少し見方が変わるかもしれない。

この記事の冒頭には、20世紀初め、イギリスの気象学者リチャードソンが計算によって気象予測ができないだろうかと考えていた話が載っている。
ただ、悲しいかな、コンピュータのない当時、12時間後の気象予測の計算に12時間以上かかることが分かって、リチャードソンは気象予測計算を諦めてしまったという。
これを聞くと、コンピュータの出現は20世紀科学史の一番大きな出来事のひとつだったと思う。
歴史的数学者ガウスが現代に生きていたら、コンピュータでどういう研究をしただろう?
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