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あらためて、教育勅語煥発120年

先日の日曜、小1の息子を連れて外出した。
行き先は、世田谷美術館と明治神宮。
世田谷美術館では特別展「ザ・コレクション・ヴィンタートゥール」が開かれており、妻が割引券を入手していた。

世田谷美術館の特別展は、スイスの小さな町ヴィンタートゥールにある美術館の所蔵品を展示したものである。
ゴッホ、モネにピカソ、ジャコメッティ…と豪華な作品が多く、驚く。
同時開催の小堀四郎という画家の作品店もよかった。
ただ、世田谷美術館は最寄り駅(東急新玉川線・用賀駅)から少々遠い。
駅へ戻る途中、道を間違えて、息子をさんざん歩かせてしまった。

用賀駅のビルで昼ごはんを食べてから、東急新玉川線、山手線を乗り継いで、明治神宮へ。
明治神宮へ行ったのは、このブログでなんども書いているが、今年は教育勅語煥発120年という記念すべき年であり、息子に教育勅語のことを教えたいという気持ちがあったからである。
御存知の通り明治神宮は明治天皇をお祭りした社であり、神宮の杜は人の手で植えられたとはとても信じられないような大きな森である。
長い緑の参道、新鮮な空気を吸ってリフレッシュしようと思ったら…参詣客が多い。
ここは何度も参拝に訪れているのだが、こんなに人が多い所だったかしら?
観光シーズンの日曜ではあるが。
外国人の姿も多い。

社内に掲示されている御製を詠みながら、明治時代がどういう時代であったか、そして、明治天皇がどういう方であったかを、息子に説明する。
小学1年生には理解できるかどうか自信がないが、とにかく説明した。

拝殿で二礼二拍手一礼。
ふと目を横にやると、教育勅語に関するプリントが置いてあるのに気づいたので、1枚いただく。
適当な所で腰をおろし、息子に教育勅語のことを説明した。
「朕惟ふに我が皇祖皇宗…」と原文を読み、何が書かれているか懸命に息子に説明した。
これには、親孝行しなさい、家族仲良くしなさい、友達同士信頼し合いなさい、勉強を一生懸命しなさい…という大事なことが書いてありますよ、と。
文語体の原文はさすがに小学1年生では難しい。息子は時々よそ見をしていた。
しかし、
「これに書かれてあることはとても大事だから、これからも時間があったら読みなさい」
と言ったら、息子は「はい」と返事した。

そもそも、教育勅語に書かれてあるような基本的な道徳は、早いうちに徹底して教えて身につけさせるべきだと、私は考える。
人が守るべき道をきちんと教えて身につけさせ、その後で人間平等、様々な権利といったことを教えるべきである。
今の教育は順序が逆、というより、道徳の方は全然教えない。
その状態で日本国憲法だ、法の下の平等だ、人間はいろんな権利を持っているなどと教えるから、おかしな現象が起きる。
友達感覚の親と子、教師と生徒。
子供の権利条約に便乗して、子どもが好きなだけゲームをする権利とか、子供が親に行き先を告げずに外出する権利とかいう馬鹿なことを言う者が出てくる。

いま、いろんなところで「国家解体」を憂慮する声を聞く。
国家解体には、政治的解体と社会的解体の2種類あると、私は思う。
政治的解体は、外国人参政権付与、人権擁護法案、そして、尖閣問題でみられるような国益を害する政治姿勢などがある。
一方で社会的解体は、夫婦別姓に始まる家族解体がある。
そして、道徳観の崩壊も社会的解体である。
幼子をほったらかして遊び呆けているうちにその子供を死なせてしまった母親、老いた親が死んでも葬式を挙げずに放置して、年金を役所からガメる不届き者、こうした事件に見られるようなモラルの崩壊。
あるいは性道徳の乱れ。
フリーセックスは少女の妊娠・堕胎を引き起こし、婚外子の増加を招く。
このようにして社会が崩壊していくことも、国家解体へ繋がるひとつの道である。
社会的解体を防ぐには、夫婦別姓反対といった政治的動きに加え、国民一人ひとりが意識を高め道徳観・モラルを復活していくということも必要ではなかろうか。
教育勅語煥発120年は、家族を建て直す、社会を建て直すといった動きへの絶好の機会ではないだろうか。

教育勅語を我が子に教えたい。
昔は漢文素読の教育を児童に行っていたから、教育勅語を教えることも自然にできたのだろう。
いまはそういう教育をしないし、私も受けていないから、難しいかもしれない。
しかし、何度でも勅語を読んで、読ませていきたいと思う。
そうするうちに、大地にまいた種が芽吹いて大きな樹に成長していくように、教育勅語で説く人の道がわが子にそして自分自身にも根付くことを願う。
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