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ノーベル賞に関して考える

再び、ノーベル賞のこと。

今回のノーベル化学賞授賞対象となった有機合成反応の研究は、1960~70年代になされたものと聞く。
それがなぜ今年になってノーベル賞の栄誉に輝いたのかというと、最近になって、IT・電器製品開発などへの応用が盛んになり、実用上でも有用な研究だと評価されたこともあるだろう。
1960~70年代には携帯電話や液晶テレビなんてなかったからなあ。
それを考えると、科学技術研究の評価は長い時間スパンをかけて行わねばならぬと、改めて思う。
国立大に実を置いている私から見ると、とくに国立大が法人化されてから、すぐ応用に繋がるもの、特許が取れるものの研究ばかりちやほやされて、それでいいものかと考えたくなる。

それから、今回のノーベル賞で、日本の科学技術研究のレベルは高いと、手放しで喜んでいいのだろうか?
最近の日本は「ゆとり教育」で学力レベルがガタ落ちしていることを忘れてはならない。
この学力レベルダウンのつけが科学技術研究に影響を及ぼすかもしれないぞ。

あと、科学技術の範囲でないが、私見では、ノーベル平和賞はもうやめたほうがいいと思う。
政治的色彩が強くなっているから。
去年のオバマ大統領のノーベル平和賞、あれは米国の軍事政策に対する内政干渉とは言えないか?
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ymurayam

平和賞も文学賞、経済学賞も不要だと思います。
by ymurayam (2010-10-09 19:45) 

聖Judyのほうき星

コメントありがとうございます。
確かに、ノーベル経済学賞となると、ノーベル賞の趣旨って何だったかな?と考え込んでしまいます。
ノーベル平和賞は思いもかけず、中共と闘う民主化運動家へのエールとなりましたが。
by 聖Judyのほうき星 (2010-10-10 22:21) 

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