祝・東北新幹線全線開業

東北新幹線が盛岡まで開業したのは、私が中学生の時。
それまでは、東京から青森までは在来線で１日がかりで行くものであった。
東北本線には東北方面の特急がバンバン走っていた。
「はつかり」、「やまびこ」、「みちのく」、「ひばり」、「やまばと」、「ゆうづる」、「はくつる」…と。
それが、今日の東北新幹線新青森開業で、東京・新青森間が最短３時間２０分でむすばれることになった。
隔世の感がするとはこのことであろう。

昔と今とでダイヤを比べてみる。
まず、昭和５４年（１９７９年）４月号に載っている「はつかり５号」のダイヤ
（そういえば、「はつかり５号」という歌をBUZZというフォークグループが歌っていた）。

上野10:03→10:28大宮10:29→11:25宇都宮11:27→12:46郡山12:48→13:22福島13:23→14:18仙台14:20→15:22一ノ関15:24→水沢15:41→16:02花巻16:02→16:26盛岡16:28→17:42八戸17:44→三沢18:03→18:25野辺地18:25→浅虫18:45→19:04青森
このダイヤの感覚が身に染み付いているので、たまに新幹線で東北に出かけると、身体は仙台にあっても魂は宇都宮あたりを彷徨っているような錯覚を覚える。

そして、今日の新聞広告に載っていた「はやて21号」のダイヤ。
東京9:56→上野10:02→大宮10:22→仙台11:38→盛岡12:26→八戸12:55→13:19新青森
と、あらまあ、昔のはつかり5号が福島に着くか着かないというときに、今日のはやて21号は青森に着いてしまっている。

東北新幹線が長らく盛岡止まりになっていたのは、何となく中途半端な感じがしていた。
それが八戸開業、そして今日の新青森開業となって、青森の方々には悲願の全線開業であろう。
いま青函トンネルでは、新幹線工事が着々と進んでいる。
あと何年かしたら、新幹線は函館まで達する。

心から祝意を表するとともに…私も早く乗りたい。

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