猫ひろし、カンボジア国籍取得へ

お笑いタレント猫ひろしが何とカンボジア国籍取得を申請したというのである。

芸能界最速…猫ひろし、カンボジア国籍取得＆五輪目指す
http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20110622/enn1106221222011-n1.htm

この話、21日の会見で明らかにされた。
猫ひろしはすでに2月にカンボジア国籍取得の申請をし、11月には申請が通る見込みだという。
彼がなぜカンボジアに帰化するのかというと、彼はマラソンランナーとして知られており、今年2月の東京マラソンでは２時間３７分４３秒と自己記録更新を果たした。
それで、ロンドン五輪出場を目論んでおり、日本よりは選手層の薄いカンボジアなら五輪出場も夢でないとある。

素朴な疑問。
外国人が日本に帰化しようとする場合、5年以上の在留歴、自力で生計を営む能力、犯罪歴のないこと、日本語の能力があることなどの条件をクリアする必要がある。
それで、カンボジアに帰化しようとする猫ひろしは、カンボジアに何年か在留していたのか、カンボジアで生計が立てられるのか、クメール語は読み書きできるのか、という疑問が起こる。
そういう条件が必要ないとなると、カンボジアって帰化の条件が随分ゆるいな、という気がする。

それに、ZAKZAKの記事にあるように、「選手層の薄いカンボジアなら五輪も夢ではないというワケ」という理由が本当ならば、こんな浅はかな動機で国籍を変えるのかと、唖然とする。
国籍はもっと重いものではないだろうか？
彼が後で日本国籍に戻りたいと言っても、日本人のひとりである私としてはお断りしたいと思う。

タグ：猫ひろし マラソン カンボジア 帰化 国籍

コメント 3

お邪魔いたします。
カンボジアへの帰化は、どのくらい難しいでしょうかねぇ。
一度カンボジア国籍を取得してしまって、
また日本国籍に戻ることはできるのかしら？
by ガンガンガン速 (2011-06-23 16:29) 

コメントありがとうございます。
猫ひろしのブログ(http://blog.oricon.co.jp/neko_hiroshi/、6月22日)を見ると、「俺もカンボジア語ペラペラに覚えないと。」とあり、クメール語は十分読み書きできないようですね。
帰化しようとする国の言葉ができなくてもいいのなら、カンボジアの帰化の条件って相当ユルユルなのかも。
日本国籍の再取得については、少なくとも「国籍法」を見ると不可能とはしていないけど、実際のところどうなんでしょうね。
by 聖Judyのほうき星 (2011-06-23 22:21) 

ネットを見ると、カンボジア帰化のためには、７年間の在留歴、クメール語の能力などが必要だと、同国国籍法に定められているみたいです。
当たり前か。
ただ、カンボジアに特別の貢献をした人には、これらの条件を満たさなくても帰化できるという例外条項があるそうです。
猫ひろしがその例外条項を適用できるほどカンボジアに貢献したのか、謎ですが。
by 聖Judyのほうき星 (2011-06-26 13:14)