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週刊新潮、この記事見出しはいただけない

光より速いニュートリノが観測されたというニュース。
タイムマシンが実現するかもしれないとかで、最近話題になった。

このニュース、今日発売の「週刊新潮」(10月6日号)でも取り上げられている。
記事の見出しは、

 光より速い「素粒子」発見でサンマが上手く焼けるか?

ん?サンマのどこをどうすればニュートリノにつながるのか?
とにかく、記事を読んでみよう。

記事では、ニュートリノとは何か、そして、アインシュタインの特殊相対性理論によれば光より速く運動する物体は存在しないということを記している。
ニュートリノは、物質を構成する最小の基本単位である「素粒子」のひとつ。
小柴昌俊先生が、超新星爆発で放出されたニュートリノを観測して、ノーベル物理学賞を受賞された。
そう、そのニュートリノである。
そして、光より速いニュートリノというニュースの衝撃。
これが本当ならノーベル物理学賞を束にして授賞してよい、物理学のコペルニクス的転換、などといった識者のコメント。
その一方で、この実験結果に対する懐疑的見方も。
要するに、測定の仕方が正確だったか、という話である。
光より速い、といっても、
・(真空中の)光速度…29万9792.5km/秒
・今回のニュートリノ…29万9799.9km/秒
と、光速度の1.000025倍という僅かな差である。
相当精密に測定せねばならない。
それに、古典力学が通用しない世界だから、あれやこれやいろんな事を考慮せねばならぬ…

で、サンマはどうなった?
今まで、サンマの「サ」の字も現れていないぞ。
週刊新潮の記事はそれから、光より速いニュートリノの存在が我々の生活にどういう恩恵を与えてくれるかという話になっている。
カーナビや携帯電話でお世話になっているGPSは、相対性理論を元にしてつくられたと記し、
「難解な理論が意外や身近なところで役に立っているのである。光より速いニュートリノは何を産むのか。もしかして、サンマが上手く焼ける方法、だったりして。
と記事を結んでいる。
ここではじめて「サンマ」が現れるのである。

コラーーーーーーーーーーーーー!!!
サンマの話、全然ないじゃないか!!!

この記事、見出しのつけ方が東スポレベルのような気がする。
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