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お父さんへの千羽鶴(知覧・特攻平和会館)

いま鹿児島のホテル。
かみさんと息子と家族旅行である。
もっとも、九州新幹線に乗りたいという私の願望が先にあり、東京から東海道・山陽・九州新幹線を7時間乗り継ぐという鉄道大旅行に家族をつきあわせてしまったが。

今日は、薩摩半島・知覧へ行った。
武家屋敷群へ行って、きれいに刈り込まれた生垣や庭園を眺めて感心したりした。
そして、特攻平和会館へ。
ご存じの方もおられるだろうが、知覧は戦時中特攻隊基地があり、多くの兵士たちがそこから南の空へ特攻作戦に飛び立ち、散華された。
同会館は、その特攻隊の歴史を語り伝える所である。
ここを私が訪れるのは3度目だが、息子を連れるのは初めてである。

で、息子(小学2年)は特攻隊のことに関心を持つだろうか?
息子はむかし大東亜戦争があったことは知っているらしいが。
はじめに特攻隊とは何かということを説明し、入館。
館内は特攻隊員のご遺影が壁一面に並び、父母や子供に宛てた遺書が展示されて、目頭が熱くなる場所なのであるが、息子はといえば、かつての特攻隊基地のジオラマ模型を眺めたり、タッチパネルに遺書や遺詠などが表示される機械を触ったりなどしている。
途中、視聴覚室で語り部さんによる話があって家族で聞いたが、息子はおとなしく聞いていた。

どれだけの「教育効果」があったのか心許ないが、帰り道息子に言い聞かせた。
「東京の靖国神社に時々行くけど、そこにはこの特攻隊の方々が神様としてお祀りしてある。だから、大きくなっても時々お参りに行くんだよ」
「大きくなったら、悪い大人が、日本の兵隊は悪いことをしたと教えるだろうけど、そんなことは絶対ないよ」

会館の売店で息子が絵本を立ち読みしていた。
ときたひろし「お父さんへの千羽鶴」(展転社)という本であり、私は1冊購入した。
一父親が家族から贈られた千羽鶴を手に特攻に出撃し散華されるという内容の話である。
帰りのバスの中でこの本を読んだら、涙が溢れてきた。



ときたひろしさんのホームページ:http://tokitahiroshi.com/index.html

靖国神社に参拝すべきだ、英霊を敬おうなどと言うと、戦争を美化するのかと言われるかもしれない。
戦争を美化するしないとかいうことは、私の意識にはない。
英霊の方々の尊い犠牲の上で現在の私達が平和と繁栄を享受しているのであり、だから、英霊に心から哀悼と敬意と感謝の意を示したいだけなのである。
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