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屋久島、冬の縄文杉

新年を屋久島で迎えた。

世界自然遺産、超一流の自然に抱かれた屋久島のシンボルといえば、樹齢7200年の「縄文杉」。
この巨大な古木を見ようと思えば、山奥まで往復10時間以上の登山道を歩くことになる。
屋久島ユースホステルの同宿者に縄文杉を見ようという人たちが何人かいて、それで、登山経験の多い女性の方をリーダーとしてみんなで縄文杉を目指すことになった。

決行日1月3日は、朝4時に起床。
まだ暗い道をクルマで走り、山の中腹の登山口へ行く。
登山届を提出し、厚着の上に登山用レインコートを羽織ったり、いかつい登山靴を履いたりして「完全武装」。
6時過ぎに登山口を出発。

jomon_railroad_small_320.jpg

登山をはじめてしばらくは、このようなトロッコ鉄道の線路である。
かつて、屋久杉の伐採・搬出に用いられていた森林鉄道であり、いまでも営林作業でときどき使われていると聞く。
トロッコ軌道と別れると、本格的な登山道。
木道が敷かれており登山道としてはかなり整備されているとは思うが、長い上り階段を登らされて息が切れる。
沿道に残雪が見えたと思ったら、足元がシャーベット状の雪に覆われ、ついにはこのような雪道となる。

jomon_snowy_road_small_320.jpg

「屋久島は1ヶ月に35日雨が降る」という言葉通り、道中の大半は雨やあられに降られる。
レインコートを水滴で濡らしながら、ウィルソン株、大王杉、夫婦杉と、目標をひとつひとつ達成。
そして、目の前に一際高い階段が現れたと思ったら、それは縄文杉を観察する展望台だった。
到着!

jomon_ceder_small_320.jpg

縄文杉を訪れる観光客、登山者は多いが、結構ハードな行程である。
とくに冬は上記の通り雪山を登ることになり、道が凍結すると登山が不可能になる(欄干のない鉄橋も渡るのだ)。
登山道具一式を準備して、ガイドを雇うか経験者についていくこと。
私も単独だったら縄文杉には行かなかっただろう。
というわけで、くれぐれも慎重に行動すること。

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