降り積もる深雪に耐える鉄道員
降り積もる 深雪(みゆき)に耐えて 色変えぬ
松ぞ雄々しき 人もかくあれ
(昭和天皇御製)
今年の冬は寒い。
北国では豪雪の被害が出ている。
それでも泣き言を言わず黙々と働いている人達がいることを思い起こさせるのが、次の動画である。
動画は、1月28日青森発の上り寝台特急「日本海」(青森~大阪間)である。
ちなみに、「日本海」は今年春のダイヤ改正で定期運転をやめることになっている。
この日は豪雪のため、青森駅を1時間40分遅れで発車、終点大阪には5時間45分遅れで到着したとのこと。
薄暗い車内では、車掌さんが除雪状況を伝え、お客様には大変ご迷惑をおかけします、とお詫びの言葉を添えている。
動画には写っていないが、この車内放送から、列車が通る各駅で、あるいは線路で、除雪作業を行なっている鉄道員達の姿が想像される。
もうすぐ廃止になる夜行列車だから、お客さんはそんなにたくさん乗っていないだろう(お別れ乗車をする鉄道ファンが乗っているだろうが)。
それでも、この夜行列車を通そうと、駅員さん鉄道員さんが一生懸命雪かきをしているのである。
頭が下がる思いである。
一隅を照らすこれ則ち国宝なり(伝教大師)
2012-02-05 17:35
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