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橋下徹は文化を語るな

橋下徹大阪市長が文楽協会への補助金をカットしようとして問題になり、ドナルド・キーンさんなどが反論を述べている。
その事に関連して、適菜収氏がこういう記事を書いていたそうである。
橋下(徹大阪市長=筆者注)はタレント時代に『能や狂言が好きな人は変質者』と発言している。府知事時代には文楽を見て『2度目は行かない』と述べた。文楽協会や大阪フィルハーモニー協会への補助金カット、市音楽団の廃止、中之島図書館の廃止を目指す彼は、どこに文化的な価値を見いだしているのだろうか? 橋下の好きな音楽はORANGE RANGEの『花』である。感動した小説は『いま、会いにゆきます』。好きな食べ物はラーメン。応援しているスポーツ選手は亀田興毅。一体どこの田舎の中学生か。

http://www.j-cast.com/tv/2012/07/12139203.html

目眩がした。
橋下徹氏のお里が知れる。
彼には子供がたくさんいるそうだが、どういう教育を受け、どういう人間に成長しているのか、気にならぬでもない。

別にORANGE RANGEが好きなのは駄目だと言っているわけではない。
橋下市長が市長室で彼らの「花」をイヤホンで聴くだけなら、一向にかまわない。
ところが、自分の価値観を大阪市民や大阪市政に押し付け、長年親しまれてきた文楽を潰そうというのなら、大問題である。
長い年月を経て残ってきた芸能文化は、それだけでも価値のあるものだ。
自分の好き嫌いは別にして、そうした伝統文化には敬意を示すというのが、良識のある、教養ある人間ではないか。
自分が興味ないから伝統文化を次から次へと潰していったら、かつての支那の文化大革命とどう違うというのか。

大阪市の文化行政に関しては、他にブレーンを雇って、その人に全権委任してくれ。
橋下市長に文化を語る資格はない。
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