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少年少女の性の乱れ、児童ポルノ法、都青少年健全育成条例について

児童ポルノ法、都青少年健全育成条例の改正について、私は慎重を期すべきだということを以前書いた。
漫画、イラストなどの創作物が猥褻物か否かの判断は微妙だから、表現の自由を冒さないよう慎重を期すべきである。
児童ポルノ法改正案における単純所持の禁止は、冤罪の危険性がある(自分の気に入らない人に、児童ポルノ画像を添付したメールを送るという状況を考えるとわかる)。
この考えはいまも同じである。

しかし、この改正案は問題ありだから廃案、で済ましていいとは思えないのである。
児童の目につくところに猥褻物が氾濫している状況は避けなければならないし、少年少女の性の乱れは手を打たねばならぬ。
とくに、少年少女の性の乱れ。
厚生労働省の調査で、女子高生の4割以上が性行為を経験しているという。
これは異常な事態だ。異常だと思わなければならない。

性教育というとコンドームの着用とかの話がすぐ思い浮かぶが、それ以前に純潔教育の必要があるのではないか。
「中高生はセックスをしてはいけない」
何故そう教えないのか?
少し前まで当たり前だったことだが、最近は口にするのもはばかれるではないか。

少年少女の性行為には、エイズをはじめとする性行為感染症のリスクが伴なう。
少女が妊娠→堕胎を繰り返すことによって、将来子供が欲しくても産めなくなる体になる危険もある。
しかし、それ以前に次のことを強調したい。
大人の男女が誠意ある愛情で結ばれ、子を産み、責任をもって子を育て家庭を維持する。

これが人間社会の基本であり鉄則である。
この鉄則からはずれて、少年少女の性行為、フリーセックスが放置されたら、少女の妊娠・堕胎が増え、婚外子が増え、人間社会がめちゃくちゃになる。
家族を基本とする社会の崩壊につながる。
この点、現在千葉景子法務相や福島瑞穂少子化相が推している民法改定案(選択的夫婦別姓、非嫡出子相続差別撤廃など)と、問題点が共通している。

山谷えり子氏の著書「日本よ、永遠なれ~止めよう、民主党政権の独裁と暴走~」(扶桑社新書)に、次のことが記されている。
中国の孫子の兵法書に、相手の国を滅ぼすのに、武力を使うよりも道徳、モラルを混乱させたほうがてっとり早い、という考え方があります。そのためには、性のモラルを混乱させるのがもっともパワーがある。

愛があれば少年少女でもセックスしてもいいという考えは捨てるべきである。
性のモラルの乱れが人間社会崩壊につながるという危機感が必要だと思う。

そういうわけで、少年少女の性の乱れにつながるような猥褻物について、創作物を取り締まるような法令の制定は慎まなければならない。
しかし、そのような猥褻物を少年少女が安易に手に取れないようにする、逆に少年少女はそういうものを安易に手にとって性行動に走らないようにするといった何らかの手立て(道徳教育、啓蒙活動など)は必要だと思う。
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