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国家を守るという気概がないのか(中国人船長釈放)

尖閣諸島沖事件の中国人船長釈放。
またもや支那の外圧に屈したのかと、悔しい思いで一杯である。

那覇地検は日中関係への配慮から今度の釈放を決めたと言うが、この事件は中国船の領海侵犯、日本の領海内で起こった事件だから、外交配慮する必要はない。法に従って粛々と処理していけばよい話である。それに、地検が国の外交に口出しする権限はあるのか。
それに、釈放決定はほんとうに那覇地検独自の判断なのか?
現に、仙谷官房長官は
「私自身は、粛々と国内法に基づいて手続きを進めた結果、ここに至ったと理解。(この結果によって、違法操業が増えるかもしれないリスクがあるが?)逮捕されるかもしれないリスクも、(中国側が)お感じになるのでは?」
と発言、民主党・岡田幹事長は
「地検の判断というものは、尊重されるべきだというふうに考えます」
と発言して、那覇地検の判断を追認している。
事実上、民主党政府が支那の外圧に屈したと同然である。

だいたい、この事件を含めて、民主党政府には国家を守ろうという気概がないのではないのか?
いや、民主党の辞書に国家という言葉はないのではないのか?
国家をなす3大要素として主権、国民、領土があるが、
・(主権)外国人参政権、人権擁護法案によって主権を壊し、
・(国民)夫婦別姓など家族解体法案によって国民とその社会を壊し、
・(領土)北方領土、竹島、尖閣諸島で外国の実効支配を許し、あるいは、許そうとして、日本の領土を捨て、
民主党はこれら3大要素を壊そうとしている。

国家観なき民主党を象徴する事例として、鳩山政権の頃の今年2月14日、東京・白金台で開かれた「友愛公共フォーラム設立記念シンポジウム」で交わされたコメントがある。
これには、当時内閣官房参与だった劇作家・平田オリザと、内閣官房副長官だった松井孝治・民主党参議院議員が出席している。
ここで平田オリザは次の発言をしている。
(鳩山前首相の)演説に(昨年)10月以来、関わってきて、鳩山さんとも話をしているのは、(略)21世紀っていうのは、近代国家をどういうふうに解体していくかという100年になるんだと。(環境、軍事、防災、感染症予防などの分野で)国家主権をある程度国際社会に譲り渡していかないとどうしようもない。経済ももちろんそう。それをうまくソフトランディングさせた国や地方だけが生き残るし、それができないと逆に、もう一度かもう二度、世界大戦が起こってしまう。(略)政治家は国家を預っているわけですから、国家を解体するなんてことは公にはなかなか言えないわけです。その輪郭をどういうふうに薄めていくのか、ゆるめていくのか。あるいは国家主権をどのペースで国際社会に譲り渡していくのかということを、選挙に負けない範囲で、どういうふうに表現していくのかっていうこと(略)に関しては、多少お力になれるかなっていうのが僕の立場。

要するに国民をうまく騙しながら国家解体していこうということである。
こんな空恐ろしいことを、鳩山首相(当時)とその取り巻きたちは話し合っていたのである。
「友愛の海」、「東アジア共同体」、「日米中正三角形」…今回の尖閣諸島沖事件で中共の正体に触れると、こんな非現実的かつ恐ろしい構想を鳩山は持っていたのかと思うが、これらもみな原点は国家解体にあったのだろうか。
これが民主党の正体である。

再び尖閣諸島沖事件に戻る。
今回の事件では、尖閣諸島は日本の領土であることを、日本政府は改めて世界に強くアピールすべきだった。
それを結局しなかった。
国民は領土を失うと難民になる。
民主党は国民を難民にするつもりなのか?
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