テレビ局はK-POP、韓流ドラマ流している暇があったら、米韓FTAの内容を報道したまえ
日頃K-POPや韓流ドラマをいっぱい流しているテレビ局の皆さん。
それだけ韓国に関心があるのだったら、米韓FTAの内容を詳しく報道したらどうだ。
TPP推進論者が、韓国は米国とFTAを結んで先を行っている、だから日本も「バスに乗り遅れるな」と言っている、米韓FTAのことである。
そのFTAで、韓国がどれだけ煮え湯を飲まされているか、報道したまえ。
FTAをめぐって、韓国内で激しい抗議デモが繰り返されていることを、報道したまえ。
そうすれば、TPP参加で日本がどうなるか、少しは想像がつくだろう。
米韓FTAで確かに、韓国は米国での関税撤廃を得られる。
しかし、韓国が輸出できそうな工業製品の米国での関税は、すでに十分低い。
自動車は２．５％、テレビは５％なのである。
韓国の輸出が好調なのは、ウォン安が主な要因なのである。
それに、韓国も米国での現地生産を進めている。
このようにありがたみのない関税撤廃の代償として、韓国は米国に数々の恐ろしい条項を飲まされている。
前回書いたISD条項もそのひとつである。
しかも、驚くなかれ、米韓FTAでは韓国にのみISD条項が適用されるのである。
つまり、米企業が韓国内の規制を２国間障壁だといって韓国を訴えることができるが、逆に韓国企業が米国を訴えることはできないのである。
FTAでは対象となる品目について、２国間障壁となるような国内規制は撤廃される。
だから、自動車については、排出ガス規制、安全基準保証など米国産自動車に課されていたものが免除されることになる。
つまり、自動車の環境・安全について韓国の基準で守ることができなくなるのだ。
ISD条項に加えて恐ろしいのが「ラチェット規定」。
ラチェットとは一方向にしか動かない爪歯車のことであり、米韓FTAでは「規制緩和」がラチェットとなっているのである。
つまり、一旦定めた規制緩和事項は、後で修正・撤回することが絶対できないのである。
対象となる分野は、銀行、保険、法務、特許、会計、電力・ガス…と多岐にわたり、しかも米国企業に有利な分野ばかりである。
その他、「未来最恵国待遇」といって、韓国が将来第三国とFTAを締結して、そのFTAで相手国が米国よりも有利になる条項があったら、それを米国にも適用せよという話もある。
そして、共済組合は解体させられる。
韓国の保険市場を米国が狙っているのだ。
こんな恐ろしい不平等条約、なんで韓国は飲んでしまったんだろうと思う。
米韓FTA、米国にとっては万々歳な話だから、米国議会では批准決定された。
一方、韓国国会では、野党が猛烈に反発して、批准採決に向けての委員会が開けない状態だと聴く。
そりゃそうだろう。
韓国はグローバライゼーションの先を行っている、日本は取り残されてはならないと言いながら、実態はこの惨状だ。
TPPという「バスに乗り遅れるな」、そのバスに飛び乗ってドアが閉まった後、このバスは何処へ行くのだろう…
それだけ韓国に関心があるのだったら、米韓FTAの内容を詳しく報道したらどうだ。
TPP推進論者が、韓国は米国とFTAを結んで先を行っている、だから日本も「バスに乗り遅れるな」と言っている、米韓FTAのことである。
そのFTAで、韓国がどれだけ煮え湯を飲まされているか、報道したまえ。
FTAをめぐって、韓国内で激しい抗議デモが繰り返されていることを、報道したまえ。
そうすれば、TPP参加で日本がどうなるか、少しは想像がつくだろう。
米韓FTAで確かに、韓国は米国での関税撤廃を得られる。
しかし、韓国が輸出できそうな工業製品の米国での関税は、すでに十分低い。
自動車は２．５％、テレビは５％なのである。
韓国の輸出が好調なのは、ウォン安が主な要因なのである。
それに、韓国も米国での現地生産を進めている。
このようにありがたみのない関税撤廃の代償として、韓国は米国に数々の恐ろしい条項を飲まされている。
前回書いたISD条項もそのひとつである。
しかも、驚くなかれ、米韓FTAでは韓国にのみISD条項が適用されるのである。
つまり、米企業が韓国内の規制を２国間障壁だといって韓国を訴えることができるが、逆に韓国企業が米国を訴えることはできないのである。
FTAでは対象となる品目について、２国間障壁となるような国内規制は撤廃される。
だから、自動車については、排出ガス規制、安全基準保証など米国産自動車に課されていたものが免除されることになる。
つまり、自動車の環境・安全について韓国の基準で守ることができなくなるのだ。
ISD条項に加えて恐ろしいのが「ラチェット規定」。
ラチェットとは一方向にしか動かない爪歯車のことであり、米韓FTAでは「規制緩和」がラチェットとなっているのである。
つまり、一旦定めた規制緩和事項は、後で修正・撤回することが絶対できないのである。
対象となる分野は、銀行、保険、法務、特許、会計、電力・ガス…と多岐にわたり、しかも米国企業に有利な分野ばかりである。
その他、「未来最恵国待遇」といって、韓国が将来第三国とFTAを締結して、そのFTAで相手国が米国よりも有利になる条項があったら、それを米国にも適用せよという話もある。
そして、共済組合は解体させられる。
韓国の保険市場を米国が狙っているのだ。
こんな恐ろしい不平等条約、なんで韓国は飲んでしまったんだろうと思う。
米韓FTA、米国にとっては万々歳な話だから、米国議会では批准決定された。
一方、韓国国会では、野党が猛烈に反発して、批准採決に向けての委員会が開けない状態だと聴く。
そりゃそうだろう。
韓国はグローバライゼーションの先を行っている、日本は取り残されてはならないと言いながら、実態はこの惨状だ。
TPPという「バスに乗り遅れるな」、そのバスに飛び乗ってドアが閉まった後、このバスは何処へ行くのだろう…
2011-11-02 00:40
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コメント(4)
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韓国の大統領も日本の首相も相通ずるところがあるのでしょうかね？
アメリカに土下座しているようにしか見えません・・・。
それにしてもマスメディアの報道姿勢は不可解でなりません。
と言いますか、ここ最近はTPP反対派を「賛成に転じた」などと虚偽の報道を繰り返すなど、許し難い暴挙に出ています。
今始まったことではないかもしれませんが・・・ｗ
by suiseijin (2011-11-02 14:07)
コメント＆nice、ありがとうございます。
韓国はずっと左翼の大統領が続いたし、日本は「売国鳩」の普天間失政があったから、アメリカのご機嫌を直さねばとか考えているのでしょうか。
マスコミがTPP推進するのは、スポンサー企業がTPP推進しているからでは。
とはいえ、
＞TPP反対派を「賛成に転じた」などと虚偽の報道を繰り返すなど、
＞許し難い暴挙に出ています。
は、ひどい話ですね。
by 聖Judyのほうき星 (2011-11-02 23:57)
数少ないTPP反対論を取り上げる番組「関西テレビFNNニュースアンカー」の11/2日分の放送です。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm16062629
青山繁春氏がISD条項について言及されました。どうやら反対派のようですね。
TPPについてだけでなく、野田政権の外交姿勢について相当にズバッと切り込んでますね。
by 凍え馬 (2011-11-05 22:07)
コメントと動画紹介、ありがとうございます。
産経新聞も社はTPP推進派ですが、「主張」で稲田朋美衆院議員（自民）がTPP反対を訴えていますね。
by 聖Judyのほうき星 (2011-11-09 15:23)