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ブータン国王御夫妻の気高さと一川防衛大臣



日本のご旅行を楽しまれたブータン国王御夫妻は、今日20日帰国の途につかれた。

最近、若き御夫妻のことが国内外のメディアの関心を惹いている。
ただ、私達がブータン国王御夫妻に惹かれるのは、単に「イケメン・美女」であるからだけではなく、質素で慎ましい中にそれこそダイヤモンドのような気高さを秘めているからではなかろうか。
ヒュースケンが幕末の日本に見た気高さと同じものを、現在の日本人はブータン国王御夫妻に見出している。

昭和天皇が崩御されたとき、ブータン全国王は全国民に6日間の服喪を命じ、全国の寺院に特別法要を命じた。
この前の東日本大震災では、ブータンは多額の義捐金をお贈りくださり、救いの手を差し伸べてくださった。
ブータン国王は国会議事堂での演説で、日本に対する敬意と友情を惜しみなく示され、それを聴いた議員さんたちは万雷の拍手で応えた。

だからこそ、アジアの友邦ブータン国王御夫妻を、日本は心からおもてなしすべきだった。
なのに、一川防衛大臣が歓迎宮中晩餐会を欠席し身内の政治資金パーティに出席したとは、腹立たしいことであるし、残念なことである。
こともあろうに、一川大臣は
「ブータン国王よりこっちが大事」
とパーティで発言した。
何事か。
一川大臣は直ちに大臣の職を辞さなければならないし、これ以上国会議員であって欲しくない。
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