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米コダック経営破綻

米コダック社が経営破綻、破産法の適用を申請したそうである。
デジタルカメラ移行という時流に乗り遅れて、業績が低迷していたとのこと。
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120119/fnc12011915300013-n1.htm

私はカメラはやらないけど、これは一会社の倒産というだけでなく、ひとつの文化の終わりを意味するのかな?
コダクローム(フィルム)も生産中止してしまったし。

あ、サイモン&ガーファンクルのファンの私は、この曲を思い出した。

ポール・サイモン「僕のコダクローム」

写真家を目指す「ニューヨークの少年」がいたとさ。
名前?ええと…彼は「You can call me Al(アルと呼んでくれ)」と言ってたな。
彼が撮りたいものは、ミシシッピの「グレイスランド」、ニューオーリンズの「夢のマルディ・グラ」…「アメリカ」の夢と現実あらゆるものをフィルムに収めようとした。

時代はIT化、写真界もデジタルカメラへ移行が進んでいた。
しかし、彼にはデジカメは性に合わなかったらしい。
彼は、昔ながらのフィルムで写真を撮ることにこだわった。
彼は叫んだ、「ママ、『僕のコダクローム』を持って行かないで!」
「何、『夢の中の世界』みたいなことを言ってるのよ」
横でせせら笑う「ミセス・ロビンソン」。
コダック社と同様、彼も「Sound of Silence(静寂の音)」の中でひとり戦う「ボクサー」であった。
そう、まるで「雨に負けぬ花」のように。
彼には、「明日に架ける橋」はあるのだろうか…

結局、彼は負けた。
「時の流れに」逆らうことは難しすぎた。
「コンドルは飛んでいく」かのごとく、彼の夢は飛び去っていった。
そして、「水曜の朝、午前3時」、彼はひとりアメリカを去った。
「アメリカの歌」を口ずさみながら。

彼は何処へ行くのだろう?
「旧友」のもとに身を寄せるのか?
あるいは、彼は「スカボロー・フェア」へ行くのだろうか?
しかし、彼は本当は「早く家へ帰りたい」と思っているに違いない。
そう、「My Little Town」へ…
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