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猫ひろし、ロンドン五輪マラソン・カンボジア代表に

猫ひろしがロンドン五輪マラソンのカンボジア代表に決まったそうである。
http://sankei.jp.msn.com/sports/news/120325/oth12032520590026-n1.htm

「あーあ」と、がっくりした。
オリンピックマラソンに出場したいけど、日本は選手層が厚いから、選手層の薄いカンボジアに帰化して五輪を目指そうと、カンボジア国籍に移った芸人である。
こんな浅はかな動機で、まるで携帯電話を変えるのと同じように国籍を変える行為を、私は何度かブログで批判した。
そして、こんな男を自国に受け入れ五輪代表にしたカンボジアという国、政府要人はカンボジア人としてのプライドがないのだろうかと、嘆かわしく思う。

国籍を変えるのは重い行為のはずである。
ある国の国籍をとることは、国によっては兵役の義務を負うことにもなる。
それくらい重い事である。

石平氏は文化大革命そして天安門事件で、中国の一党独裁体制に失望した。
同時に、留学した日本の文化・風土に深く感銘を受け、日本帰化を決心し実現した。
日本帰化の手続きはあまりにも事務的で、クレジットカードを作るがごとくあっさりしたものだったとのことで、氏は伊勢神宮へ日本帰化の報告に行った。
ドナルド・キーン氏は、長年日本文化を研究し世界へ発信し、文化勲章を受章した。
そして日本へ帰化することを決意し、東日本大震災・福島原発事故で外国人達が先を争って母国へ変えるのを見て、帰化への決意が益々固まったそうである。
こうして日本と運命を共にする意思を強くした氏は、先日晴れて帰化を果たした。

猫ひろしさんはクメール語を覚え、カンボジアの習慣に習熟し、カンボジアの文化を尊重し、骨の髄までカンボジア人になることを、私は願う。
そして、法的には許されても、私個人の気持ちとしては、彼が再び日本人に戻ることを許さない。
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