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皇族だからって甘やかすな(不敬であるが)

週刊文春がよく皇室ネタを載せているが、あれはどれだけ信憑性があるのだろう?
というのも、事実と違う報道がなされていると、宮内庁などがたまに苦言しているので。
だから、「もし本当ならば」と断っておくが、週刊文春最新号(7月10日号)の記事、

 愛子さま衝撃のお言葉「先生大嫌い。私の言うこときかないから」

これには暗澹たる気持ちにさせられた。
敬宮愛子内親王殿下、相当甘やかされて育てられているんじゃないかと。

学習院女子中等科にこの4月進学されたばかりの愛子殿下、御欠席・遅刻が相次いでいるとか。
最近、皇太子妃殿下は昼夜逆転の生活をされていて、愛子殿下も一緒に御夕食を召されたりして(大体23時頃)それに付き合われているかららしい。
しかし、皇太子妃殿下は心身の問題がおありだろうが、愛子殿下は関係ないはずだ。
侍従が叱ってでも、愛子殿下を定刻に登校させるべきではないか?

そして学校でも殿下は好き放題で、廊下で先生とぶつかっても「ごめんなさい」の一言もない。
文春記事の見出しにある「先生大嫌い」は、皇太子妃殿下のお付き添い登校が続いたある日、学習院の一先生が愛子殿下に事情の聞き取りをした際、愛子殿下がおっしゃった言葉である。
「初等科の先生大嫌い」と殿下がおっしゃり、学習院の先生が呆然としながら理由を聞くと「私の言うこときかないから」と返されたそうである。

それから、皇太子・皇太子妃両殿下の愛子殿下へのご教育の方針が「叱らない子育て」と知って、私は呆れた、愕然とした。
不敬を承知で申し上げるが、「皇室だからって甘やかすな」。
日本の大事な御皇室、そのひとりとして愛子殿下が成長されるには、時には厳しくして、強い人間になるようなしつけや教育が必要ではないか。

このように、敬宮愛子内親王殿下の教育はこのように惨憺たる様子だが、これに対し、先帝陛下・昭和天皇のご幼少の時の教育はどうだったか。
先帝陛下が学習院初等科に進学されたとき、乃木希典将軍が陛下のご教育という大任を任され、学習院長に抜擢された。
その時、乃木院長は学習院の教員に対し、陛下のご教育について次の六ヶ条を申し渡している。

1.ご健康を第一と心得べきこと
2.御宜しからぬ御行状と拝し奉る時は、これを御矯正申上ぐるに御遠慮あるまじきこと
3.ご成績につきては御斟酌然るべからざること
4.御幼少より御勤勉の御習慣をつけ奉るべきこと
5.成るべく御質素に御育て申上ぐべきこと
6.将来陸海の軍務につかせらるべきにつき、其の御指導に注意すること。

そして、ある日の出来事。
放課後、陛下が帰り途、院長に会われた。
その時、乃木院長は陛下に通学の方法を尋ねたそうである。
陛下は漫然と
「晴天の日は歩き、雨の日は馬車で」
と答えたら、院長は
「雨の日も外套を着て歩いて通いなさい」
と諭したとのこと。
そのことを先帝陛下は後に
「そのとき贅沢はいけないと教えられ、質実剛健ということを学びました」
と述懐されている。

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