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帰って来た蛍~蒼空の神々~

今日、舞台「帰って来た蛍~蒼空の神々~」(六本木・俳優座劇場)を見に行った。

これは、大東亜戦争の特攻隊員と鳥濱トメさんとの心のふれあいを描いた作品である。
鳥濱トメさんは、ご存じの方も多いだろうが、鹿児島・知覧に集まった特攻隊員に軍指定食堂「富屋食堂」の女将として接し、隊員たちから実の母親のように慕われた方である。
規律の厳しい軍隊生活の中、特攻隊員たちにとっては、トメさんやその家族との楽しい語らいが一時のやすらぎとなった。
そして、戦争が終わった後、鳥濱トメさんは特攻隊員の慰霊のために力を尽くし、特攻観音の建立、特攻平和会館の開館につながった。

上映中の舞台のネタバレにならぬよう舞台の詳しい内容は述べないが、忘れられないシーンがある。
特攻隊員たちと鳥濱トメさん一家が楽しくおしゃべりしているとき、ひとりの隊員が、自分は特攻隊として突撃して死んでいくから、自分の残りの生命はおばちゃんにあげる、だからおばちゃんは長生きして、と話したのだ。
それを聞いて、トメさん(伊藤つかささんが演じている)は顔を手で覆って泣きだした。
私はそれを見て、もうたまらなくなって、こらえていた涙がどっと溢れてきた。
客席もすすり泣きに包まれている。

これは日本人が忘れてはならない歴史である。
今の私達は平和と幸福と繁栄を享受しているが、時間を昔に戻すと、私達の国そして愛する家族、人々、故郷を守るために、私心を捨ててたったひとつの生命を散らしていった若者達がいたことを。
そして、彼らの犠牲によりいまの私達の国があり、この悲しい歴史の延長に私達がいるのである。

舞台は7月6日(日)まで(ただし、千秋楽のチケットは完売とのことです)。
公式ブログ http://ameblo.jp/kart-hotaru/

「次世代の党」って…

日本維新の会から分離した石原新党。
党名は「次世代の党」だそうである。
インパクト、うっす~!
この党名から「保守」のスピリットは感じられないではないか。

昔の「たちあがれ日本」という党名は気に入ってたのになあ。

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2014062600566

負けに不思議の負けなし

サッカーW杯は残念な結果になってしまった。

私はサッカーに詳しくないが、いろんなコメンテーターの発言を読むと、日本サッカーは褒められた出来ではなかったようである。
それで私も、コロンビア戦の前からほとんど諦めていた。
まぐれで勝って決勝トーナメントに進めたとしても、意味は無い。
負けて帰って、敗因を徹底的に分析して欲しい。
あるいは、ブラジルに残って、強豪国の華麗なるプレーを見学するのもいいかも。

勝ちに不思議の勝ちあり。
負けに不思議の負けなし。

アンジー違い

アンジーに「名誉デイム」称号 英、女性権利擁護で活躍
産経ニュース 2014.6.15 01:06 [海外芸能人]
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/140615/ent14061501060004-n1.htm
***
 英BBC放送によると、英政府は14日までに、米女優で人権活動家のアンジェリーナ・ジョリーさん(39)に「名誉デイム」の称号授与を決めた。デイムは男性の「ナイト」に相当する。

***

「アンジー」と聞いて、ギター小僧が必ず挑戦する曲「アンジー(Anji)」の方を思い出した。



どうも失礼しました。

自分たちのサッカー

サッカーW杯、微妙な雰囲気になってきましたね。

それで、スポーツ全然ダメな私が言うのも憚られるが、「自分たちのサッカー」という言葉をよく聞く。
私はその言葉を聞いて、なんか違和感を感じるのだ。
ひと頃の「ナンバーワンよりオンリーワン」、あるいは、「自分探し」みたいな。

サッカーって、どこの国もルール同じでしょ。
敵にボールを取られないよう巧みにパスを回して、シュートを決める。
ブラジル、アルゼンチンだろうが、ヨーロッパの強豪国だろうが、日本だろうが、基本的にやっていることは同じでしょ。
「自分たちのサッカー」って、ホントに何だろう?

まあ、救いようのない運動音痴の私が偉そうなことを言って、誠に恐縮であるが…

数学は日本のお家芸

*「my日本」に書いたことの転載です。

藤井厳喜氏がZAKZAKで日本の歴史的数学者を紹介している。

日本の代表的な数学者といえば、何と言っても岡潔先生である。
岡先生が活躍されたのは多変数複素関数論(複素数の微積分でさらに変数が複数個ある関数を扱う分野)であり、この分野の三大問題をひとりで解決し、同分野の発展に大きく貢献した。

…と、私はほとんどコピペで書いている。
大学の理工系学部では、一変数の複素関数論は標準的なカリキュラムに必ず含まれているのだが、多変数複素関数論となると、教えられているのは多分理学部数学科だけだろう。
複素関数論は一変数と多変数で様相が大きく異る。
私もいつか多変数複素関数論を勉強してみたいと思っているのだが…

という私の愚痴はさておいて、岡潔先生の他にも数学界で活躍した日本人は多数いる。
江戸時代、日本には「和算」という独自の数学が発展したが(小説あるいは映画の「天地明察」を御覧になるといい)、そこで活躍したのは関孝和氏である。
線形代数(ベクトルと行列を扱う数学)における「行列式」は日本の和算で考案されたのが世界初であり、その他西洋数学における重要な概念が多く、日本の和算で独自に考案されている。

近代数学において、「代数幾何」は日本人数学者が多数活躍している分野であり、小平邦彦先生、広中平祐先生そして森重文先生が、数学のノーベル賞と言われる「フィールズ賞」を受賞している。
そして、応用数学で多大な業績をあげた数学者に対し最近「ガウス賞」が創設されたが、その第1回目の受賞者が伊藤清先生である。
伊藤先生による「確率解析」は現代の金融工学においては必要不可欠となっている。

そして、最近では「ABC予想」が望月新一先生(京大教授)によって証明されたという話題がある。

というわけで、要するに数学は日本のお家芸なのである。

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140619/dms1406190830002-n1.htm
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140619/dms1406190830002-n2.htm

椎名林檎がキックオフ!

NHKサッカーW杯番組のテーマ曲に選ばれた椎名林檎さんの「NIPPON」が最近話題になっていると聞く。
YouTubeで聴いてみた。
なかなかいい曲ではないか、歌詞もサウンドも。
これで、青きサムライたちを元気づけてくれ。



椎名林檎といえば、「東京事変」をたまにテレビで見て気に入っていた。

親の資格なし



こいつ、死刑にしろ。

クラシック音楽は汽車旅にも似ていて…

今日、銀座のヤマハホールへクラシックのコンサートを聴きに出かけた。

休憩が終わって第2部、暑さで少々疲れていたせいか、少し寝落ちかけていた。
熟睡はしなかったけど。
それで、最後の曲が終わり拍手喝采が起こったところで、はっと目が覚めた。
ああ、コンサートのフィナーレをこういう状態で迎えるとは…ちと後悔の念が起こった。
酔っ払って寝過ごして高尾駅まで連れて行かれたサラリーマンのような気分。

いやあ、別に退屈したわけじゃないんですよ。
ヴァイオリンとピアノのデュオが心地よくて…

こういう言い訳をしていると、クラシック音楽は私の好きな鉄道にも似ているような気がしてくる。
汽車が好きと言っても、どこも絶景の車窓ばかり続くわけではないし(最近できた新幹線はトンネルばっかりだし…)、大抵は何処にでもあるような田んぼなどをぼーっと眺めて過ごすことになる。
一方、クラシック音楽も、私はさほど通暁しているわけでなく、コンサートに行っても聴いたことのない曲を聴くことが多いので、漠然と音楽を聴くことになる。
この辺、汽車で漠然と車窓を眺めるのと、雰囲気が似ている。
そして、心地よくなって、あるいは、退屈してしまって、寝落ちしてしまう。
この点もクラシック音楽と鉄道、両者に共通している。

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